感動もありのSFサスペンス「ミッション8ミニッツ」

ミッション:8ミニッツ [Blu-ray]
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うーん、なかなか面白い映画でしたよ。好きな類の作品でした。感想が書きにくい内容なのですが、予告編にあった爆破シーン等からハードなアクション映画を想像している方も多いかと思います。実際はそうでもないです。タイムトラベルとパラレルワールドを題材にしたSFサスペンスです。それらについての知識を少しだけ予習してからご覧になることをお薦めします。その予備知識の有る無しで、感想がまったく変わると思いますので。

監督は、あのデヴィッド・ボウイを父に持つダンカン・ジョーンズ。前作でも『月に囚われた男』というSF系映画を制作しており、この手のストーリーが得意な監督さんの様で、ラストシーンは元々の脚本には無かった展開を監督自らが付け加え、結末に大きなヒネリを利かせてくれてます。『映画通ほど騙されるラストシーン』のキャッチコピーはあの部分の事なんでしょうが、素人の私は騙されることはなく、疑問だけが残っちゃいました笑。

後から調べてみたのですが、この映画のキーになっている『パラレルワールド=並行世界』の認識には諸説あるようで、物理学者であるホーキング博士も著書で論じており、物理法則も空間の次元も異なる宇宙は無数にあり、私たちの住む宇宙はその1つに過ぎない、と語っています。量子力学でも『多世界解釈』という考え方があり、可能性の分だけ異なる世界が存在するらしいのです。

言い換えれば、今の現実の空間と瓜二つの空間が別の次元で同時に幾つも存在し、ちょっとした行動の違いや選択の違いによって全く別の結果、世界が拡がっているという事のようです。例えば今私はサラリーマンで、パソコンを使ってブログを書いていますが、無数にある別の次元には、過去のちょっとした選択の違いから大きく枝分かれしていき、今は資産家となって海外のリゾート地でシャンパンを飲みながらサンセットを眺めている私が存在しているかもしれません笑。

是非そっちの自分と一度入れ替わってみたいものですが、もしホントにそんな事があるのなら、ちょっとずつ違う世界が同時に無数に存在し、それは今この瞬間にも行動の違いから未来に無数に違う世界が拡がっている、という訳です。という事はもしかすると戦争や貧困の無い世界も実は別次元では存在していて、今も選択を間違わなければ無数に拡がるパラレルワールドの先に理想としている世界が待っているかもしれないですよね。

今現実の世界では政治も経済も地球環境も悪いことばかりが起きていますが、一人一人のちょっとした心がけで、今後の世界も少しずつ良い方へ向かって行き、数十年後には大きな差となって現れるのでしょう。そう信じてます。

話は逸れましたが、主演のジェイクジレンホールの熱のこもった印象に残る演技と、推測をさせながら進行するストーリーとがマッチしていて、内容に引き込まれる面白い作品です。是非劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

日本向けタイトルが何となくひっかかる度☆☆☆☆☆

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