死というテーマを穏やかに表現した「ヒアアフター」

ヒア アフター [Blu-ray]
ヒア アフター [Blu-ray]

2011年2月から公開された映画ですが、冒頭に津波のシーンがあったため、日本では311の大震災以降の公開が中止となってしまった作品。監督は名優でもあるクリント・イーストウッド。

主人公を演じるのは、「ボーンシリーズ」での印象が強いマット・デイモン。ボーンの時とはうって変わって、自分の霊能力に苦しめらて今は倉庫の作業員として地味に暮らしている、物静かで繊細な独身男性を演じています。

そのマット・デイモン演じる霊能力者ジョージと、何の関係もない別の国に住む死を経験した二人の人物が不思議な引き合わせで巡り会い、互いの心の傷を癒していく。終演には最大の理解者と確信しあった者同士が運命的な出会いによって結ばれます。

ストーリーが死と死後の世界(ヒアアフター=来世)を扱っているので、内容が重めの暗い作品か、もしくはオカルトチックな怪しい映画になりそうなものですが、そこは流石のクリント・イーストウッド監督、終始とても穏やかで、感動のあるヒューマンドラマに仕上がってました。災害・事故シーンなどは目を覆いたくなりますが、クリント・イーストウッド監督曰わく「奇跡的な出来事を表現するためにCGや特撮を駆使して敢えてリアルに表現した(特に津波のシーンはリアルです)」のだそうです。

パリ、ロンドン、ドイツ、サンフランシスコ、南仏のビーチなど、ロケーションが観光地としても人気の綺麗な場所が多かったことと、サントラに流れるフォークギターのサウンドが心地よく、難しいテーマの作品ながら結構和めます。お薦めです。

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